Eco-QC 〜ものづくりの夢をかたちに〜
2009年9月26日 筑波学院大学教授 木下知己
Eco-QC はものづくり現場で市民権を得ていた。←15 年振りの再現で判明。
- Eco-QC(Ecological Quality Control)は、現場から自発的に環境に配慮し収益性と両立する製品を生み出していく、エコロジカルな統合的経営管理(環境品質向上)の方策である。
- 目標としてめざしたのは、環境品質向上の取り組みを進化し続けさせ、現場から新しい製品開発のイノベーションを興すことである。
- 15年間の歳月を経て総括すると、Eco-QCの考え方は従来のQC活動のDNAを持った組織等に、前向きか自然の流れの中で受け入れられ融合され定着している。
- 現場から誕生したエコ商品やエコビジネス等においては、企画から研究開発、製品化、販売等に至る各段階で有効性を発揮している。
- Eco-QCを市場原理において実施することは、低炭素社会における持続可能経営の成功と持続可能社会・地球環境の実現に希望が持てそうである。
- 地球環境問題は、市民の意識向上も相俟って、市場原理で解決図ることが好結果を期待できそう。
- Eco-QCは、製品や商品等のプロダクトが発信するメッセージに、有意義な役割を果たすことが可能だろう。例えば、Made in Japan のスピリット(魂)等の候補にもなり得よう。
Eco-QCチェックリスト(抜粋)はこちら
[引用文献]
- 「環境自律型企業の構築と ECO-QC」 日本総合研究所 Japan Research Review 1994 年 1 月号
- 「Eco-QC Management for the New Generation Company」 日本総合研究所 JAPAN RESEARCH QUARTERY Spring 1994
- 「環境監査とわが国企業の対応」 オーム社 OHM 1994年6月号
以上
「日本環境共生学会 2009年度 学術大会」基調講演資料はこちら
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