今、大学に想う
2008年4月1日 筑波学院大学教授 木下知己
1 教育について
⇒学生に10年単位で転職可能な能力を身につけさせる。
- 急激な社会の進展に柔軟に対応し、その中において独創的に思考することのできる学生に育てる。
- それには基礎的学力の向上と、応用,実践等の経験の蓄積の双方を分けて教育し、新しい変化に対応していくことが苦にならない学生として育てていく。
- これを実現するための試みとして、学生一人ひとりに自分の将来の職業の選択分野を意識して2つ以上設定させ、それぞれにキャリアデザインを作らせ、これに基づいて科目を履修させる。
2 研究について
研究は、自然、社会のニーズに合ったものを行うことを旨とし、時代の流れ、変化にそぐわないテーマの棄却を常日頃考えて生活する。
そして研究は、研究者の自然や社会への格闘と捉え、対象の変化と動向を常時観察し、タイミングを見計らって挑む。
[ビジネスイノベーションについて]
⇒ビジネスの最先端に身を置き、成功事例に注目する。
常に刺激的なビジネス情報を入手し、新しい分野の開拓に励み、最新ビジネスを創造するための研究環境の整備に心掛け、ビジネス成功の秘訣を探る。
成功しているビジネスに対して自分のアンテナを磨き、情報収集、追跡を恒常的に実施し、自分をその環境に置き反応させ、多くの失敗体験を糧に成果の向上に努力する。
ビジネス研究の業績は、少ない成功事例の解読と、多くの失敗体験が成果を高める鍵と考える。
成功しているビジネスに対して自分のアンテナを磨き、情報収集、追跡を恒常的に実施し、自分をその環境に置き反応させ、多くの失敗体験を糧に成果の向上に努力する。
ビジネス研究の業績は、少ない成功事例の解読と、多くの失敗体験が成果を高める鍵と考える。
3 大学の地域貢献について
⇒大学は地域の重要な構成員としての自覚を持つ。
大学は重要な地域市民であって、大学の存在が地域にとってプラス効果をもたらすことができないなら、その地域に存続させていく意味付けは失われる。
地域社会に受け入れられ愛されるためには、大学、大学人、学生は地域に溶け込みコミュニケーションを密にし、相互に存在を認め合い協力していくことが必要である。
そして大学が地域及び地域コミュニティーのコミュニティセンターとなって機能していくことが求められる。 地域の人達にとって、大学が情報拠点、人的つながりの場として活用されるなら、大学は協力を惜しまず、そのためのしくみ作り(大学開放、社会人教育等)を活発化させていかなくてはならない。 大学に地域の人達が集まってくることが重要である。
大学の持っているスキル、ノウハウを市民へ周知させるために広報、宣伝活動の恒常化に取り組み。 両者に負担のかからないプロジェクトを企画し、共同作業から第一歩を踏み出す。 プロジェクトの対象とするパートナーは、小・中学生,高校生やその教師から入るのが望ましい。
そして大学が地域及び地域コミュニティーのコミュニティセンターとなって機能していくことが求められる。 地域の人達にとって、大学が情報拠点、人的つながりの場として活用されるなら、大学は協力を惜しまず、そのためのしくみ作り(大学開放、社会人教育等)を活発化させていかなくてはならない。 大学に地域の人達が集まってくることが重要である。
大学の持っているスキル、ノウハウを市民へ周知させるために広報、宣伝活動の恒常化に取り組み。 両者に負担のかからないプロジェクトを企画し、共同作業から第一歩を踏み出す。 プロジェクトの対象とするパートナーは、小・中学生,高校生やその教師から入るのが望ましい。
4 大学運営について
⇒在校生、卒業生から親しまれる大学をめざす。
大学の使命は、学生が着実に入学し、知識を修得し、能力を磨き、教養を高め立派な社会人となって卒業していき、社会で活躍してくれることである。
大学にとって卒業生は、大学が社会から評価される唯一の商品であるので、在校生、卒業生の成長、活躍は大学の商品力の向上をもたらし、大学の存在意義を高めてくれることになる。
大学は、在校中は前面から、卒業後は後方から支援の形をとってあげることにより、学生に母校精神の高まりを促し、親しまれる大学として定着するよう努力しなくてはならない。
そのためには、在校生が大学を自分達の庭として、余暇時間があれば登校し、大学を拠点に活動できるようにする。それを実現させるための環境整備、しかけ作る(情報拠点、道・町の駅、コンビニ設置等)を行う。
次に、卒業生、周辺住民、小・中学生,高校生へ輪を拡げていき、大学を人生の通過期間の良き思い出作りのできる場として位置付けてくれるように努める。
大学にとって卒業生は、大学が社会から評価される唯一の商品であるので、在校生、卒業生の成長、活躍は大学の商品力の向上をもたらし、大学の存在意義を高めてくれることになる。
大学は、在校中は前面から、卒業後は後方から支援の形をとってあげることにより、学生に母校精神の高まりを促し、親しまれる大学として定着するよう努力しなくてはならない。
そのためには、在校生が大学を自分達の庭として、余暇時間があれば登校し、大学を拠点に活動できるようにする。それを実現させるための環境整備、しかけ作る(情報拠点、道・町の駅、コンビニ設置等)を行う。
次に、卒業生、周辺住民、小・中学生,高校生へ輪を拡げていき、大学を人生の通過期間の良き思い出作りのできる場として位置付けてくれるように努める。
5 生き残れる大学について
⇒大学を老若男女が知的にたむろしたがる場にする。
大学は、施設、設備等不動のインフラを人々に提供して知的サービスを施行しているところに意義がある。この利点を最大限に生かした方策をとらなければならない。
その基本は、人を呼ぶことにあり、どんどん人を呼び寄せ、知的好奇心を満足させることのできる場、環境でなくてはならない。 大学が地域の主要な位置・立場となり、地域市民、企業、行政によって必要不可欠なものとなることが地域に存在する意味を持つ。
少子,全入時代になり、大学進学選択は主要な金銭的支援者である両親、祖父母の意向を無視できない。彼等は子、孫を入学させる大学の評価・評判を、地域の人達を介して情報収集し、判断材料とする。 さらに学生は、就職先の地元志向がますます強くなる傾向にあり、これも併せて考えると、大学はとにかくその地域に存在意義を高めていく必要があり、愛される大学でなくてはならない
その基本は、人を呼ぶことにあり、どんどん人を呼び寄せ、知的好奇心を満足させることのできる場、環境でなくてはならない。 大学が地域の主要な位置・立場となり、地域市民、企業、行政によって必要不可欠なものとなることが地域に存在する意味を持つ。
少子,全入時代になり、大学進学選択は主要な金銭的支援者である両親、祖父母の意向を無視できない。彼等は子、孫を入学させる大学の評価・評判を、地域の人達を介して情報収集し、判断材料とする。 さらに学生は、就職先の地元志向がますます強くなる傾向にあり、これも併せて考えると、大学はとにかくその地域に存在意義を高めていく必要があり、愛される大学でなくてはならない